こんにちはLUCKIT古庄です。

ここ数年で、地方でもあまりネット集客に関心があまりなかった方々から「Googleビジネスプロフィール」についての興味関心が高まっていることをひしひしと感じています。

なによりも、セミナーや講習会の講師のご依頼を頂く事が多いのですが、ご依頼頂くクライアント様が、行政の方や、社団法人、商工会関連の団体の方など、先日は、某大手旅行会社からも、Googleビジネスプロフィールの活用方法についての講師をご依頼頂きました。

セミナーや講師を行う上で、受講いただいた皆様のGoogleビジネスプロフィールの捉え方、活用方法の認識について、一番多く誤解をされている点がありましたので、今回の記事にまとめてみました。

今回ご紹介する記事の内容は、実店舗で営業をされているお店、来店型のお店、観光関係といった、実際に来店頂く事がメインの事業者の方が対象になりやすいかと思います。

最後まで読んで頂き、ご自身の事業、店舗のお役に立てれば幸いです。

1.検索結果に出てくるのはGoogleビジネスプロフィールから

お店を探したり、調べ物をしたり、様々な場面で検索をされる機会がありますが、「どこでなにを」に合わせた検索を行うと、ほぼページの最初にGoogleビジネスプロフィールが表示されます。
※例外としてGoogle広告を出している場合は「スポンサー」が付いた表示が一番最初に表示されます。

これは、Google検索は、検索されているキーワードに対して
「このお店のことじゃないかな?こんなお店を探しているんじゃないかな?」
といった感じで、複数のお店を表示させてくれます。

検索された時、ご自身の事業の対象となるキーワードが含まれた検索だった時、お店のGoogleビジネスプロフィールが表示されなければ、かなりの機会損失になってしまいます。

まず、ご自身のお店や事業所のGoogleビジネスプロフィールが、狙っているキーワードや、対象となるキーワードで検索した時に、検索結果にリストで表示されない場合は、Googleビジネスプロフィールの設定や、カテゴリー、説明文などを見直す必要があるかと思います。

「渋谷 美容室」で検索した時の検索画面
スポンサーの表示が最初に表示されているのかわかる
(パソコンのブラウザ)

2.検索のキーワードは大きく2種類

検索をする場合、大きく以下の2種類にわかれると考えています。

  • なにかを探す時
  • なにかを調べる時

【探す時】ものや情報、販売店やネットショップなど。
【調べる時】データや分析に必要な情報、過去の記録、文献など。

この2種類の検索の中でGoogleビジネスプロフィールは明らかに「探す時」に効果が発揮されるものになります。

Googleビジネスプロフィールはあくまでもお店の情報、場所の情報をGoogleユーザーの為に、整理し、わかりやすく伝えれるようにとGoogleが考えて運用しているサービスですので「探されている時に見つかりやすくしておく」為のツールだとお考えいただけるとわかりやすいかと思います。

探している時の検索を想定した時
(パソコンのブラウザ)

 

調べている時の検索を想定した時
(パソコンのブラウザ)

 

3.GoogleビジネスプロフィールはGoogleに情報を登録するところ

2番でお伝えしたように「探されている時に見つかりやすくしておく」為には、Googleで検索された時に、検索エンジンに認識されていなければ、検索結果に表示される対象にはなりづらくなってきます。

今でも「SEO対策」は有効ですが、「MEO対策」というワードも出ています。 私の考えでは、どちらも一緒で造語として作るなら「GRO対策」でしょうか。 「Google registration optimization」グーグル登録最適化という意味ですw

SEO対策は、Webサイトや、ブログサイトなどが自身のコンテンツに関連するキーワードで検索された時に、以下に検索上位に表示させるかを目的としています。 これは2番で記載した「調べる時」が対象になると思います。

では、店舗や事業所、観光関連の場所が検索される時は「探す時」になります。 探す時といってもここでさらに2通りの探され方があります。

・関連キーワードで探される ・固有名詞で探される
の2つです。

わかりやすく、以下に例を記載します。
場所はスカイツリーです。

  • 関連キーワード「東京 高い 展望台」
  • 固有名詞 「東京 スカイツリー」

もう一つ、焼き鳥が美味しい居酒屋を例にしてみます。店舗名は◯◯にします。

  • 関連キーワード「東京 焼き鳥 美味しい 居酒屋」
  • 固有名詞「東京 ◯◯ 場所」

いかがでしょうか。関連キーワードと、固有名詞とで2番で記載した「探す時=関連キーワード」「調べる時=固有名詞」になっている事がなんとなくおわかりいただけるのではないかと思います。

固有名詞で調べられている時は、高確率でお店が決まっており、そこへ行こうとされている方です。関連キーワードで探されている時はいわゆる「見込み客」になります。

見込み客が調べた時、検索結果にGoogleビジネスプロフィールを表示させる事ができれば、一つのチャンスになり得ますが、検索結果に表示させるにはGoogleの検索エンジンに「関連するキーワードに該当するお店だよ」とお知らせしておかねばいけません。 そのお知らせするツールがGoogleビジネスプロフィールだという認識でいることが有効かと私は考えています。

「どこの場所に、どんな店名で、どんなサービス、商品、メニューがあるか」を登録するのがGoogleビジネスプロフィールです。同時に、それは、Googleの検索エンジンへの「お知らせ」になり得ます。

Googleビジネスプロフィールに記載はないが、Webサイトや、ブログ、InstagramやX、FacebookやLINEなどのSNSには掲載してるとしても、検索結果にはまず「Googleビジネスプロフィール」から表示されますから、WebサイトやSNSにたどり着くのは難しいと考えます。

まずは、お店で出されている商品、サービス、メニューについて、Webサイトに掲載する前にGoogleビジネスプロフィールに登録することが先決だと考えます。

Googleビジネスプロフィール管理画面から「商品登録」を行う際の操作画面
(パソコンのブラウザ)

 

AppleストアのGoogleビジネスプロフィールに表示されている商品の画面
(パソコンのブラウザ)

まとめ

Googleビジネスプロフィールに関する書籍については、ほぼ拝読しているつもりですが、どの書籍でも「集客」とは書かれており、間違ってはいませんが、Googleの検索エンジンに対する情報の登録としての認識は見かけませんでした。

今や検索されているデバイスの約9割がスマホというデータも出ています。 スマホの多くは、Androidか、iPhoneだと思います。

Androidの検索アプリはもちろん「Google」です。では、iPhoneは何かというと「Safari」というアプリが最初から入っている検索アプリです。 そして、Safariの検索エンジンは「Google」に初期設定されています。かなり気にされている方でない限り、Safariの検索エンジンはGoogleのままです。

ともすれば、世の中のスマホで検索されている検索エンジンはほぼGoogleと言えます。

Googleビジネスプロフィールは、Googleで検索されたとき、探された時に最初に表示されやすいものです。

この機会に、今一度、Googleビジネスプロフィールを見直されてみてはいかがでしょうか。

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