Googleビジネスプロフィールのここをチェック

オンラインでの集客や情報発信において、今やGoogleビジネスプロフィールは欠かせないツールとなっています。店舗やビジネスの情報をGoogle検索やGoogleマップ上に表示させ、ユーザーとの接点を持つための強力な手段です。

Googleビジネスプロフィールは、単に情報を掲載するだけでなく、どのようなユーザーが、どのようにしてみなさんのビジネスを見つけているのかを知るための貴重なデータも提供しています。今回は、その中でも特に重要な「ビジネス プロフィールの表示につながった検索数」に含まれる「検索語句」のデータについて、Googleビジネスプロフィールのパフォーマンス画面を見ながら読み解く方法をご紹介します。このデータを理解することで、みなさんのGoogleビジネスプロフィールが「指名」で探されているのか、それとも「新規」の可能性が高いユーザーに多く見られているのかを判断できるようになります。

1. Googleビジネスプロフィールのパフォーマンスデータを確認しよう

まずは、みなさんのGoogleビジネスプロフィールの管理画面にアクセスしましょう。管理画面には、Googleビジネスプロフィールへのアクセス状況やユーザーの行動に関する様々なデータが表示されています。

特に注目すべきは「パフォーマンス」セクションです。このセクションでは、一定期間内にみなさんのGoogleビジネスプロフィールがユーザーにどのように表示されたか、そしてユーザーがどのようなアクションを起こしたかを確認できます。

【Googleビジネスプロフィールのパフォーマンスの出し方】
Googleビジネスプロフィールの管理画面をひらいて、下記の画像の赤丸箇所をタップすると「パフォーマンス」画面が表示されます。

その中の項目の一つに「ビジネスプロフィールの表示につながった検索数」があります。これは、ユーザーがGoogleで検索を行った際に、みなさんのGoogleビジネスプロフィールが表示された回数を示しています。そして、さらに詳細を見ることで、「どのような検索語句」でみなさんのGoogleビジネスプロフィールが表示されたのかを知ることができるのです。
【ビジネス プロフィールの表示につながった検索数の場所】
Googleビジネスプロフィールのパフォーマンス画面から、下記の画像を参考にされてください。

パフォーマンス画面を下にスクロール

画像の赤枠箇所が「ビジネス プロフィールの表示につながった検索数」の箇所です。

この検索語句のデータこそが、ユーザーがみなさんのビジネスをどのような意図で見つけようとしているのかを推測するための重要な手がかりとなります。Googleビジネスプロフィールが提供するこの機能をしっかりと活用しましょう。

2. 検索語句から読み解く「指名検索」と「発見検索」

「ビジネス プロフィールの表示につながった検索数」に含まれる検索語句を詳しく見ていくと、大きく分けて二種類の検索パターンがあることがわかります。

「ビジネス プロフィールの表示につながった検索数」をタップすると下記の画像のようにキーワードが表示されます。その中の「もっと見る」をタップ

さらに下位のキーワードが表示されます。

一つは「指名検索」と呼ばれるものです。これは、ユーザーがみなさんの店舗名や会社名、あるいは非常に詳細な住所など、特定のビジネスを名指しで検索しているケースです。例えば、「〇〇カフェ [地名]」や「株式会社△△ [住所]」といった検索語句がこれにあたります。

このような検索語句でみなさんのGoogleビジネスプロフィールが表示されている場合、そのユーザーはすでにみなさんのビジネスの存在を知っている可能性が極めて高いです。リピーターであったり、誰かからの紹介を受けて検索していたり、あるいは過去に店舗を訪れたことがある人が再度情報を確認しようとしているのかもしれません。Googleビジネスプロフィールは、このようなユーザーにとって、営業時間や最新情報、ルートなどを確認するための便利なツールとして機能しています。

もう一つは「発見検索(非指名検索)」と呼ばれるものです。これは、ユーザーが特定のビジネス名を検索するのではなく、提供されているサービスや商品、あるいは地域名と組み合わせて検索しているケースです。例えば、「[地域名] カフェ おすすめ」、「美容室 [駅名]」、「テイクアウト ランチ [地名]」といった検索語句がこれにあたります。

このような検索語句でみなさんのGoogleビジネスプロフィールが表示されている場合、そのユーザーはみなさんのビジネスの存在をまだ知らない可能性が高いです。彼らは特定のニーズや解決策を探しており、Google検索を通じてそれに合致するビジネスを見つけようとしています。つまり、これらの検索語句は、みなさんのビジネスにとって「新規顧客」につながる可能性が高いユーザーからのアクセスを示唆しています。Googleビジネスプロフィールが、まだみなさんを知らない潜在顧客との新たな接点を作り出していると言えるでしょう。

3. このデータから何がわかり、どう活かすか

Googleビジネスプロフィールのパフォーマンス画面で確認できる検索語句を分析することで、みなさんのビジネスが主にどちらのタイプのユーザーにリーチできているのかが明確になります。

もし、「指名検索」による表示回数が圧倒的に多い場合は、みなさんのGoogleビジネスプロフィールが既存顧客への情報提供や利便性の向上に大きく貢献していると言えます。これはこれで非常に重要ですが、「新規顧客獲得」という観点では、さらなる改善の余地があるかもしれません。みなさんのGoogleビジネスプロフィールの情報(カテゴリ設定、サービスリスト、商品の登録など)をより充実させ、発見検索での表示機会を増やすための対策を検討する価値があります。

逆に、「発見検索」による表示回数が多い場合は、みなさんのGoogleビジネスプロフィールが新たな顧客層にしっかりとアプローチできている証拠です。これは素晴らしい傾向であり、Googleビジネスプロフィールが集客ツールとして有効に機能していることを示しています。この状態を維持・強化するために、投稿機能で最新情報や魅力的なオファーを発信したり、写真や動画を定期的に追加したりすることで、プロフィールを見たユーザーが実際に行動を起こす(来店や問い合わせなど)確率を高める努力を続けましょう。

どちらの検索タイプが多いにせよ、このデータを定期的に確認することは、Googleビジネスプロフィールの運用戦略を立てる上で非常に役立ちます。みなさんのビジネスがどのようなユーザーに求められているのか、そしてGoogleビジネスプロフィールがどのような役割を果たしているのかを正確に把握し、より効果的なオンラインプレゼンスを築き上げていきましょう。Googleビジネスプロフィールのデータを活かして、ビジネスの成長につなげてください。

コメント

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP