AI時代のSEOで勝ち続ける方法!
もう「順位」だけを追う時代は終わった。

はじめに

先日、「SEO研究チャンネル」のYouTube動画「AI時代のSEOで勝ち続ける方法」を視聴しました。これは、世界的SEOカンファレンス「Ahrefs Evovle IN O」の内容をまとめたもので、AI時代にSEOがどう変化し、我々は何をすべきかが凝縮されていました。

結論から言うと、SEOの概念が根本から変わることを痛感させられる内容でした。これまでの常識を捨て、AI時代に勝つための具体的な3つのポイントを、動画の感想としてご紹介します。


3つのポイントと説明

私がこの動画を見て特に衝撃を受け、重要だと感じたポイントは以下の3点です。


1.SEOのゴールが「検索順位」から「可視性(ディスカバビリティ)」へ大転換!

従来のSEOは、Googleの自然検索結果で1位を取ることが最大の目標でした。しかし、AI検索(Google AI Overviewなど)が導入されたことで、この目標は根本から変わります。

新しいゴールは「推奨されるブランドになること」です。

AI検索では、単に順位が高いサイトが表示されるのではなく、AIが情報を要約し、その情報源として特定のブランドやサイトを引用・推奨します。これに伴い、KPIも「検索順位」から「AI検索結果でのブランドの可視性(ディスカバビリティ)」へとシフトすべきだと提唱されていました。

また、対策の焦点は「自社サイトを最適化する」ことから、「インターネット上で自社がどのように語られているか(Control the Narrative)」を最適化することへ変わるとの指摘は、まさに次世代SEOの本質だと感じました。


2.戦場は「サイト外(オフサイト)」へ。鍵はブランドシグナル!

AI検索で引用・推奨されるための最も強いシグナルは、サイト内の技術的な最適化ではなく、ブランドに関するシグナルです。

Google AI Overviewの露出度と強い相関があったのは、以下の要素でした。

  • ウェブ上でのブランド名言及数
  • 被リンクのアンカーテキストにブランド名が含まれていること
  • ブランドの指名検索量

このことから、「SEOの戦場」は、自分のウェブサイト(オンサイト)から、外部のウェブサイトやSNS(オフサイト)へと完全にシフトしたと言えます。

いかに多くの場所で、信頼性の高い情報源から「(カテゴリ名)といえば、このブランドだ」とブランド名と一緒に言及されるか。PRやSNS、コンテンツマーケティングなど、マーケティング全体でブランド認知と信頼性を高めることが、AI時代における最強のSEO対策となるのです。


3.流入が減っても焦らない!KPIを「量」から「質」にシフトする。


AI Overviewの登場により、従来のウェブサイトへのクリック数(流入数)は減少する傾向にあります。なぜなら、AIが検索結果画面で答えを提供するため、ユーザーはわざわざサイトを訪問しなくなるからです。

しかし、動画では驚くべきデータが示されました。

「AI検索経由で流入してきたユーザーのコンバージョン率は、従来の検索経由の2〜3倍高い」

これは、AIが意図の低いユーザーをフィルタリングし、本当に深く検討しているユーザーのみがサイトを訪問するためだと考えられます。

つまり、「流入数至上主義」から脱却し、流入の「量」ではなく流入の「質」を追うべきだということです。もしオーガニック流入数が減っても、売上やコンバージョン数が維持、あるいは向上していれば、それはAI時代のSEOが機能している証拠だと判断できます。


まとめ

この動画を通して、AI時代のSEOとは、テクニック論ではなく、「どうすればユーザーに最高の価値を提供できるか」という、マーケティングの根本的な問いに戻ったのだと感じました。

次世代SEOで勝ち続けるための戦略は、この3つに集約されます。

  • 1. ゴールを「推奨されるブランド」に設定し直す。
  • 2. オフサイトでのブランドシグナル強化に注力する。
  • 3. 流入の量ではなく、コンバージョン率という質を追う。

動画の最後のメッセージ、「最高のビジネスになり、最高の製品・サービスを作り、ユーザー・顧客に向き合うこと」が、結果的に最高のAI検索対策になるという言葉を胸に、私も新しい時代のSEOに取り組んでいきたいと思います。

最後になりましたが、今回このような貴重なお話をしてくださった「SEO研究チャンネル」さんへ心より感謝いたします。
ご興味がある方は、下記の動画をぜひご覧ください。

コメント

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP